U子如来の徒然絵日記

仏団観音びらき 哀愁女優・峰U子のオモシロ写真館 in バンコク
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ぜいたくな日

去る3月18日、なんとバンコクに野田秀樹様が襲来!!

何度か「赤鬼」のタイバージョンをこちらでも上演され知名度があるのですが、今回はその時の役者やプロデューサーが野田さんの戯曲を秋にバンコクで上演するにあたってタイ人の役者にワークショップをされていたのだそう。その一貫としてトークショーのようなイベントをされるとのことでワタクシも鼻息荒い感じで駆けつけさせて頂きました。

主催は「日本国際交流基金」とのことでなんと入場は無料!!
わっほい!バンコクに住んでてヨカッタ!!
しかし、、ということは整理券争奪戦なのでは!?・・早速問い合わせ先へTEL。すると担当者の「18時半からですので18時頃来て頂ければ入れると思いますよ」と予想に反して呑気なお返事に若干拍子ぬけ。

え!?まじで??天下の野田様にしかも無料でお目にかかれるというのにそんなんでほんとに大丈夫?入場断られたら抗議するぞ!と日本人根性丸出しで決意しつつ、しかしここはバンコク、『クレーム処理』という言葉はこの国には存在しないと思われる為、自分で事前に予防!もう30分だけ早くいってみることにしました^^

会場は不景気とはいえジャパンマネーの君臨ぶりが所々に垣間見えるやはりこちらも天下のTOYOTA様のショールーム的な建物。たどり着いたもののやはり18時にならないと開場しないと言われ、一緒にきたゆであずき姫とその相方ミキさんとしばしそこにあったカーレーサーゲームに勤しむ(もちろんこちらも無料。しかもかなりハイテクなゲームであずき姫は若干車酔い・・(笑))

う〜む、やっぱり特に混雑している様子もないよう。。18時の開場と同時に場内へ入る。椅子を数えてみるとどうやら100席ないみたい・・ちょーぜいたくやなぁ(*^。^*)ここを25mプールに見立てるとだいたい野田様まで10mくらいかしら??近っっ!いや〜ドキドキワクワク

18時半が過ぎて(タイのイベントが時間通り始まることは皆無です(笑))赤鬼のタイバージョンの舞台映像が10分ほど流れてからいよいよ野田様の登場!



いや〜でも私、ほんとお目にかかったの初めてなんですが
とってもこざっぱりされた大変感じのいい方でした。大御所と呼ばれる方なのにこの「こざっぱり感」はなに??と逆に大変気になりました。

お話の内容は「赤鬼」の製作時のことから演出論など色々あり大変興味深かったです。
もともと4人であった赤鬼の台本をタイ人の役者とワークショップ形式のオーディションをしていくうちに皆の熱意におされ14人日本に連れて行くことになってしまった話とか(笑)(野田様もお話の中でその熱意は当時は純粋なものだと思っていたが後になって違うとわかりましたとコメントされてましたが(笑)タイ人で旅行であれ仕事であれ日本にこれる人というのはよっぽどのお金持ちだけなので、『ボク達を日本に連れてって!!』的なド厚かましさだったのではないかと私は推測致します(笑))
しかし、野田様に「よし、それでやってみよう!」と思わせたのはタイの役者の方々の力。赤鬼の舞台は漁村で、日本や韓国の役者に何か労働歌を歌ってみてといってもほとんど歌えなかったそうですが、タイの役者は頼んでもいないのにみんな踊りつきで歌ってくれたそうです(笑)演出にも取り入れられたとか!確かにものすごい経済成長を遂げていて、未だ遂げ続けている国でありますが、それもつい最近の話、古き良き時代を肌で持っている人はまだたくさんいるようですね。もちろんもともと歌って踊るのが大好きな国民ではありますが^^

あと一番印象に残ったのは、演出する際、自分は作家でもあるので(作と演出が別なら話はまた違いますが)自分が内容に色々と解釈をつけてしまうと正解が1つになって役者からでるアイデアが出てこなくなってしまうのでなるべく解釈をつけないようにしているとおっしゃっていたことでした。野田さんはイギリスにおられたこともあるようですが、イギリス人は特に解釈が好きなので、なるべくその影響を受けないように気を付けていますとの事(笑)
なるほど、だからそんなに「こざっぱり」されているんだと勝手に納得したワタシ。だってやっぱり押し付けがましい人って立ち姿にも表れますよね!?(笑)

時々思うのですが、頭が良すぎる、いわゆる天才と世に呼ばれるような人ってたぶんほんと周りの人間とかバカにみえてしょうがないと思うんですよね^^;バカにいっぱい言いたいこともあるだろうし、説明したいこともあるだろうと思うのですが、でもそうではない、野田さんはそこに存在する人(役者)の価値をまずは認めて、いいところを取り入れていこう、とまるで良すぎる頭をなるべく使わないように、考えすぎないようにもしや努力をなされているのでは!?というような印象を受けました。(私ごときが野田様の印象をコメントするなどとは恐れ多い限りなのですが、単なる私日記だと思っておゆるしを^^;)

この日は、間近でそんな野田様の姿勢を立ち姿に勝手にみた、なんだか幸福でぜいたくな1日でございました^^
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